広告代理店が考えるマンションサイネージの特徴と優位性

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ アウトオブホームメディアビジネス局DOOH・屋外・ルートメディアグループの橋口と申します。

ADKグループは、『すべての人に「歓びの体験」を。』との社会的意義を掲げ、アイデアとテクノロジーを用いて人々の生活を明るく豊かにしている会社です。その中でもADKマーケティング・ソリューションズでは、クライアント様のあらゆる課題に向き合い、マーケティング領域における総合的なソリューションを提供しています。私は屋外広告を担当しており、プランニングとバイイングをしています。(URL：https://www.adkms.jp/)

繰り返し接触する点が、メディアとしての特徴だと考えています。マンションのエントランスホールやエレベーターホール、コンシェルジュデスク横等にサイネージが設置されているので、生活者が広告に接触する頻度がとても高いように思います(最低でも朝晩)。何度も広告を目にすることによりブランドの刷り込みや理解促進ができていると感じています。

優位性については、ターゲットを絞ったプロモーションができる点だと思います。これはOOH*の中でも”マンション”という環境だからこそできることだと思います。ターゲットに合わせたマンションを選択することで、クライアント様の訴求したい相手に合わせた広告配信ができていると感じますね。

*OOH…交通広告や看板、大型ビジョン、デジタルサイネージなど、家庭以外の場所で展開する広告の総称。Out of Homeの略。

いくつかご出稿頂いた事例がございますが、例えばあるクライアント様は、ビジネスのキャリアアップを考えている企業様や都内在住のファミリーへ向けて広告を展開したい事業者様です。また、高級マンション内の広告になるので、富裕層向けサービスやBtoCサービスは特に親和性が高いと感じています。出稿目的としては、認知拡大、ブランドリフトになりますね。

マンションサイネージの特徴である”繰り返し接触する“という点に広告効果があると感じているためです。ターゲットとの親和性が高い、様々なクライアント様にご提案しています。

コンテンツ作成については、テレビCMの動画素材に字幕を入れています。音声が出ない環境なので、字幕は必須ですね。また、サイネージは縦型になるので、センターに動画を、上下に企業ロゴやQRコードを配置しています。弊社が担当するクライアント様は、エリアごとにクリエイティブを変えて放映する等の工夫をしていました。出稿期間は2週間～1か月で実施しています。

ある案件では、その他のDOOHも同時期に配信しました。シネアドや大型ビジョン、美容サイネージなどです。

生活者の行動動線上に様々な媒体で広告を配置しリーセンシー効果(直前に見た広告が購買行動に影響を与える効果)を狙っていきます。自宅でマンションサイネージ内のCMに接触、街中では大型ビジョンのCMに接触、休日は映画館、美容室にてCMに接触するようなイメージです。

*DOOH…デジタルサイネージを用いた広告全般のこと。Digital Out of Homeの略。

今後も親和性が高い案件は、積極的に提案していこうと思います。チラシ設置も併せて実施して、効果が計れる仕組みを提案していきたいです。